問08の正解：1
問08 同時履行の抗弁権に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはいくつあるか。
ア マンションの賃貸借契約終了に伴う賃貸人の敷金返還債務と、賃借人の明渡債務は、特別の約定のない限り、同時履行の関係に立つ。
解説：×・・・賃借人の敷金返還債務と賃借人の明渡債務は、特別の約定のない限り、同時履行の関係に立たない。
イ マンションの売買契約がマンション引渡し後に債務不履行を理由に解除された場合、契約は遡及的に消滅するため、売主の代金返還債務と、買主の目的物返還債務は、同時履行の関係に立たない。
解説：×・・・双務契約の当事者の一方は、相手方がその債務の履行を提供するまでは、自己の債務の履行を拒むことができる。ただし、相手方の債務が弁済期にないときは、この限りでない。（民法533条より）
ウ マンションの売買契約に基づく買主の売買代金支払債務と、売主の所有権移転登記に協力する債務は、特別の事情のない限り、同時履行の関係に立つ。
解説：○・・・売買代金支払債務と所有権移転登記には協力する債務は、特別の事情のない限り、同時履行の関係に立つ。
１ 一つ
２ 二つ
３ 三つ
４ なし