問08の正解:2
問08 保証に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。
1 保証人となるべきものが、主たる債務者と連絡を取らず、同人からの委託を受けないまま債権者に対して保証したとしても、その保証契約は有効に成立する。
解説:○・・・保証人は、主たる債務者がその債務を履行しないときに、その履行をする責任を負う。(民法446条より)
2 保証人となるべき者が、口頭で明確に特定の債務につき保証する旨の意思表示を債権者に対してすれば、その保証契約は有効に成立する。
解説:×・・・保証契約は、書面でしなければ、その効力を生じない。(民法446条2項より)
3 連帯保証ではない場合の保証人は、債権者から債務の履行を請求されても、まず主たる債務者に催告すべき旨を債権者に請求できる。ただし、主たる債務者が破産手続開始の決定を受けたとき、又は行方不明であるときは、この限りではない。
解説:○・・・債権者が保証人に債務の履行を請求したときは、保証人は、まず主たる債務者に催告をすべき旨を請求することができる。ただし、主たる債務者が破産手続開始の決定を受けたとき、又はその行方が知れないときは、この限りでない。(民法452条より)
4 連帯保証人が2人いる場合、連帯保証人間に連帯の特約がなくても、連帯保証人は各自全額につき保証責任を負う。
解説:○・・・連帯保証人の場合、各自全額につき保証責任を負います。